「患者振り分けリスト」で イ(A:インプラント候補) に振り分けられた患者さまへのご提案の流れです。
| # | 変更点 | 反映箇所 |
|---|---|---|
| 1 | 5/21ミーティングで「フロー本文は大幅修正なし」と確認。本v2は 図解資料との紐付けポイント と スタッフ向けメッセージ を追記 | 末尾/クロージング |
| 2 | 噛める力の参考値(入れ歯約2%/ブリッジ約30%/インプラント90%以上)は次回(6/4)までに寳谷先生の確定値に差し替え | STEP 3〜5 |
| 3 | 「他の歯への影響」を中心に語る姿勢を強化 | STEP 6 |
| 4 | 提案しないこと自体が患者さまへの不利益、という姿勢を院全体で共有 | クロージング |
原文は
インプラント提案フロー.md(v1)です。本書は v1 を上書きせず、別ファイルとして残しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 担当者 | 寳谷先生/寳谷院長/カウンセラー/衛生士(フェーズで分担) |
| 所要時間 | 初回カウンセリング 30〜45分目安 |
| 使用ツール | 口腔内写真/パノラマX線/模型/タブレット説明資料 |
STEP 1:現状のご説明
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STEP 2:選択肢のご提示(入れ歯/ブリッジ/インプラント)
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STEP 3:入れ歯のメリット・デメリット
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STEP 4:ブリッジのメリット・デメリット
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STEP 5:インプラントのメリット・デメリット
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STEP 6:3つの比較と「他の歯への影響」
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STEP 7:費用・お支払い方法
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STEP 8:次のステップ(ご家族との相談)
患者さまご自身に「自分のお口の状態」を視覚的に理解していただきます。
「○○さん、まずは現在のお口の状態を一緒に見ていきましょう。 こちらが先ほど撮影した写真とレントゲンです。 (画面を指しながら)この○番目の歯、見えますか? ここの歯がない状態が続いていますね」
「放置するとどうなるか」を医学的事実としてお伝えします。脅すのではなく、「いま選択肢があるうちにご検討いただく価値がある」というニュアンスで。
「歯がない部分を補う方法は、大きく分けて3つあります。
①入れ歯(部分入れ歯) ②ブリッジ ③インプラント
このうち、保険でできるのが①入れ歯と②ブリッジです。 ③インプラントは自費治療になります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、フラットにご説明させてください」
最初に「インプラントが一番いい」とは言いません。患者さまの選択権を尊重する姿勢を見せます。
入れ歯を全否定はしません。ご高齢の方で適応のケースもあります。
「健康な歯を削る」のインパクトを丁寧にお伝えします。
インプラント側のメリットだけをお伝えすると、ポジショントークになりかねません。デメリットも先にきちんとお伝えすることが、誠実さにつながります。
「メリットだけ」ではなく、デメリットも含めてフラットにお伝えします。
※噛める力の参考値(2%/30%/90%)は、寳谷先生のご確認後、確定値に差し替えます。
3つの選択肢を比較して、「他の歯にどう影響するか」という観点でまとめます。
| 観点 | 入れ歯 | ブリッジ | インプラント |
|---|---|---|---|
| 費用 | 安い(保険) | 中程度(保険) | 高い(自費) |
| 噛める力 | 弱い | 中程度 | 強い |
| 違和感 | あり | 少ない | ほぼなし |
| 他の歯への影響 | 金具で隣の歯に負担 | 両隣の健康な歯を削る | 他の歯を傷つけない |
| 治療期間 | 短い | 短い | 長い |
| メンテナンス | あり | あり | あり |
入れ歯とブリッジは、どちらも「今残っている健康な歯に何かしらの負担をかける」治療です。 インプラントは、その点で構造的に他の歯への影響が少ない選択肢といえます。
「ここまで聞いて、それぞれの違いがお分かりいただけたかと思います。
インプラントは、確かに費用面でのご負担が大きく感じられるかもしれません。 当院でのインプラント治療は、1本あたり○○万円〜○○万円が目安です。 (※ハーツデンタル様の実際の料金体系に合わせて差し替え)
ただ、ここで一度『投資』という視点で考えていただきたいんです。
・○○年・○○年と過ごしていく中で、食事をおいしく食べられるかどうか ・他の健康な歯を守れるかどうか ・噛む力で全身の健康を維持できるかどうか
長い目で見ると、インプラントは『高い買い物』ではなく、 『今後の健康への投資』として、決して悪い選択肢ではないと感じております。
あと、お支払い方法もご相談できます。 ・一括 ・院内分割(クレジットカード等) ・デンタルローン(月々○○円〜) ・医療費控除の対象になりますので、確定申告で一部戻ってきます」
「○○さんの場合、お若くて周りの歯がまだしっかりしていらっしゃるので、 ブリッジでも一定期間は耐えられる状態です。
ただ、長期的に見ると、ブリッジで両隣の歯を削ることで、 5年後・10年後にその歯が弱くなっていく可能性は否めません。
ですので、周りの歯を傷つけず、長くおいしいものを召し上がっていただける という意味では、インプラントが最適解にはなるかと思います。
もちろん費用面のお話もありますので、 ご家族とご相談いただいたうえで、ご検討いただければと思います」
「ここまでお話ししてきましたが、 今すぐご決断いただく必要はまったくありません。
ご家族と相談される時間も大事ですので、 一度持ち帰って考えていただくのが普通だと思います。
ご質問があれば次回いつでもお聞きください。
次回ご来院時に、もしご検討がまとまっていればお話しを進めていきますし、 まだ迷っていらっしゃるようでしたら、改めてご質問にお答えする時間を取ります」
ハーツデンタル様の院内に既存のインプラント説明パンフレット・治療法比較表などがある場合は、それを活用します。お手元にお持ちでしたら、お伝えください。
ご提案にあたっては、以下のような断定的・誇大な表現は控える運用としています。 (先生方は当然ご承知のことと存じますが、念のため記載させていただきます)
控えめにすべき表現: - 「最先端」「日本一」「最高」(誇大表現) - 「副作用はありません」「リスクゼロ」(リスクは必ず説明)
必ず添えたい表現: - 「治療結果には個人差があります」 - 「定期的なメンテナンスが必要です」 - 「全身状態によっては治療できないケースもあります」 - 「ご家族と相談される時間も大切です」
| フェーズ | 担当 | アクション |
|---|---|---|
| 振り分け確定 | 寳谷先生/寳谷院長/衛生士 | カルテに「イ」記号 |
| カウンセリング予約 | 受付 | 30〜45分枠で別途予約 |
| カウンセリング実施 | 寳谷先生/寳谷院長/カウンセラー | 本フローに沿って実施 |
| 次回フォロー | 受付 | 1〜2週間後に来院確認 |
| 治療同意確認 | 寳谷先生/寳谷院長 | 同意書・治療計画書のサイン |
| STEP | 想定する図解資料 |
|---|---|
| STEP 1 | 歯の欠損による隣接歯傾斜・対合歯挺出のイメージ |
| STEP 3 | 入れ歯のクラスプが支台歯を傷めるイメージ/顎骨が痩せていく経年変化 |
| STEP 4 | ブリッジで両隣の健康な歯を削るイメージ |
| STEP 5 | インプラント断面図/治癒過程のイメージ |
| STEP 6 | 「他の歯への影響」3選択肢の比較表 |
| STEP 7 | 月々支払いの分割イメージ/医療費控除のイメージ |
「ご提案しないこと自体が、患者さまにとって不利益になっている」というのが、寳谷先生・委員長先生からの強いメッセージです。 保険治療希望と書かれていても、選択肢をご存じない方が多い。 「ご提案だけはお伝えする。選ぶのは患者さま」という姿勢を、院全体で共有して進めましょう。